子宮のびょうき、記録

30代半ば、婦人病悪化。備忘録として、また同じ病気の方の参考に

44 ひと休み 冷えについて1

※ブログ42話と同じく、不吉番号のため予備知識の回として今回もお願いします。面倒くさいやつですみませんm(__)m

子宮筋腫が見つかる2年程前、腰を痛め軽いヘルニアと診断されました。暫くは動けない日が続きました。その頃から重い冷えとの戦いが始まりました。

ひどい年は(腰痛で軽いヘルニアと言われた)真夏でもショートブーツ、裏地にフリースのついたズボン。厚手のパーカー(パーカー部分は首付近が温かい♪)。お店の中ですが。冷房が寒いのです。

それほどひどくない年は冷えは主に下半身でした。冷えてお腹を壊したりするため、夏でもヒートテック+厚手(春物)のズボンが基本で、冷房のところへ行かない日は少し薄着にしたり、逆に冷房のところが長い時は使い捨てや電気の携帯カイロを準備していました。

冷たいものは決して飲まず、常温以上のものを飲み、サラダやプリンを少しだけ温めたり、肌寒くなるとバナナでも少し温めていました。どうしてもアイスを食べたい時はカイロ等でお腹を温めながら食べました。

43 手術終了

「○○さん、終わりましたよ、○○さん」ん?夢か冗談かと思いました。手術台に上がって、実感としては5秒くらいしか経っていない感覚だったので、終わったなんてまさかと思いました。

すぐ陣痛室へ移動されました。移動の振動が響いて痛く、それで実感できたように思います。手術室を出る時に偶然、手術時間を計る時計を見られました。2時間58分。あぁ先生、予告通り3時間でやってくれたんだ…。実感は少ないものの理解をしました。

重症な方、と言われていたり、様々な不安から手術は長引く予想をしていました。開腹、輸血等も覚悟していましたが、幸いせずに済みました。

すぐに家族を呼んでくださり、朦朧としながらも対面したのを覚えています。酸素マスクは外れたものの病室用の酸素管がつけられ、胸に心電図、左腕に血圧測定機、右腕に点滴、右手の指に酸素濃度を計るクリップ、お腹の傷の一部からドレーンの管(お腹の不要な血液等を出す)、導尿の管、肺血栓症(エコノミー症候群)予防の足マッサージと、色々繋がれた状態でした。

酸素の出所からはつねにポコポコと音がし、血圧は自動で一時間に一回動き、足マッサージはつねに一定でない動きをしていました。

42 ひとやすみ 癒着について

※不吉なブログ番号が手術のところと重なるのがちょっと嫌なので、今回病気の解説にさせてください。すみません。

癒着というのは不思議なもので、子宮内膜症の症状ともいえるような感じで、どこにでもできるそうです。子宮内膜症の癒着の資料でよく出てくる変わった箇所が、肺や肛門付近です。
私自身も今回の件で色々調べたことにより知りましたが、子宮はお尻ともごく近くにあるんですね。私も激痛が出る少し前に、肛門というよりは肛門の奥辺りがチクチク痛んだことがあります。

腸も癒着でくっついてしまうこともあります。どうなっているかは手術でお腹を直接見てみないとはっきりはわかりません。(そもそもお腹を直接見ないことには子宮内膜症の診断を確定することができないそうです。)

癒着を剥がすのが大変で手術中腸に穴があいてしまうこともあります。剥がすことがリスクだと判断されれば剥がさずにお腹に残ることになります。
卵管が癒着でくっついてしまい、卵管を摘出する可能性もあります。自分のお腹の中がどうなっているのか、臓器がどうなるのか、手術前はわかりません。

癒着によって子宮の形が変わってしまい、不妊になることもあるそうです。子宮はまん丸の状態が一番妊娠しやすいそうです。丸くないと精子卵子の動きが阻害されてしまう可能性があるらしいのです。

癒着で臓器同士が自由を失い、身体をねじった時等に臓器が引っ張られてチクチクと痛みが出たりします。こういった状態を凍結骨盤というそうです。私も子宮内膜症は重症な方、と主治医の先生に言われており、凍結骨盤になっている可能性も高いです。手術ではこれを焼いたりして取り除くことができます。

41 手術へ

※手術の体験を思い出すのが辛く、まだ痛みもあったため、更新を暫くお休みしていました。再開します。

予定通り13時に手術を始められるそうで手術室へ移動するお迎えを「7、8分前にくるね」と看護師さんに言われました。…来てくださって家族と共に歩いて移動。とても緊張していました。

全身麻酔で手術後、末梢神経ブロック注射をお腹に打つことを聞いていた私ですが、ブロック注射は痛いと聞いたことがあったため怖かったので看護師さんに痛いか聞きました。「A先生(麻酔医)は器用だし大丈夫だと思うよ~」ということで安心しました。

手術室の前に近くの陣痛室で数分待機。すぐ呼ばれました。母に見送られ、手術室へ入っていきました。…思ったより広い、というのが第一印象でした。そして動物病院の手術室も思いだしました。(多分私が動物病院の手術室しか入ったことがないため)

手術台の前にある台に立つように言われ、頭に帽子のようなもの(給食当番みたいな)、病院服を脱がされタオルで隠した状態で手術台に横になりました。

戸惑う私とは対照的に、迅速に看護師さんや先生達が準備をされていました。主治医の先生に挨拶をし、麻酔医の先生が私の手を触って数値か何かを見ているようでした。こうしてあっという間に麻酔が効いたようです。

53 七夕、晴れ。

※少し汚い話があります。お気をつけください。

手術中導尿していたため、トイレに行きたい感覚が鈍くなっていることがあるので、16時までには一度行ってくださいね、と看護師さんに言われていました。やることもないので、早めに一度トイレに行きました。

ドレーンも外したので少し出血も。聞いていたので覚悟していましたが、量は少なかったのですが、看護師さんによると「薬のせいで血が青いと思うけど大丈夫です」と。確かに青白かったです。この世のものではない、自分が宇宙人にでもなったようでした。

お腹の手術をすると術後よく聞かれるようですが、ガス(おなら)は出たかどうか。私は自分で起き上がる前に出ていて順調でした。

この日は7月7日七夕。七夕の日は天気が悪いことが多いのに、この日は晴れ。窓からの光が明るくて気持ち良かったです。後から知ったのですが、病院の夕食はこの日七夕にちなんだスペシャルデーだったようです。そんな日にお粥で、後になってとっても悔しかったです。(笑)

そんな感じでこの日は寝ました。まだ痛みはあるし、夜中トイレに行きたくなったら起き上がるのと歩くのがおぼつかないので心配しながら。寝返りはできないのでツラかったけど、思ったよりよく眠れ、朝までノンストップでした。

40 手術当日朝

前日は21時に寝るよう言われましたが、いつも寝る時間とかけ離れているので調整して寝る。夜中トイレに起きたり、朝方よく眠れなかったり。

予定の7時頃に看護師さんが部屋に。人生初の(子供の時もしかしてやってるかも?!)浣腸。イチジク浣腸を想像してたけど、お尻に液体を(50~100mlくらい)入れて、1分したら腹痛が始まる。3分、トイレの近くで立ち姿勢で我慢する。(座ると出ちゃうらしい)

昨日腰痛になり、保温か湿布でもしないとギックリいってもおかしくない感じでした(>_<)一か八かで、念のため持ってきていた冬用モコモコズボンを履いて寝たところ…朝治ってました~(ToT)良かった。

10時点滴開始、手術用は針が太く長いということで、しかも私は刺しにくい体質で手こずりました。左は失敗で右に。太いということで「ちょっと普通より痛いけどごめんね」と。確かにちょっと痛かったけど、手首辺り(点滴の時)はいつも結構痛いからあんまり違いはわからない…。
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術前はこれで終わりにします。お迎え(手術室へ)が来たら行ってきます!

39 今回はシックなお部屋

とうとう初めての予定入院です。
今回の病室は↓↓↓
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ちょっとシックでした。お部屋は何種類あるのかな~。

今ちょっと落ち着いていますが、数日前からイライラしたり元気が出なかったりがありました。やっぱりナーバスになるものなんですね。あとは今日夕方、腰が痛くなるプチアクシデントもありました。今もちょっと痛い…(;_;)。

入院手続きをしてからは、おへその掃除、尿検査、血圧、体重測定をして、看護師さんから今日明日、手術前後の説明を聞きました。ネットの体験談で剃毛があると聞いてたのですが、最近はやってないそうでした。6年くらい前に手術した知人は剃ってたけど、数年で変化があったのか、病院にもよるのかな。

今日夜12時で絶食、明日朝9時絶飲です。明日朝イチで浣腸(>_<)。シャワー後着圧ソックス着用、9時主治医の診察、10時点滴開始。12時30分麻酔の効果を良くする薬を投与。13時手術予定です。

今日はお産が多いそうで、お見舞いの人が多くいました。夕食は流動食。↓↓↓見た目ではよくわからない…。
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お粥(何分かはわからない…)、カボチャっぽいスープ、ビタミン系ジュース的なもの(説明や記載なし)でした。+昨日までと同じ下剤(ピンクの小粒)。

絶食なんて、あの痛みに比べたら平気~とか思ってたけど、緊張やらで元気がなくなった状態では、おいしいご飯食べられたらもっと元気が出たのにな…(;_;)て感じです。…ま、仕方ないですが。いざ入院してしまったら、もうなるようにしかならない、という気持ちが強くなってきました。