子宮のびょうき、記録

30代半ば、婦人病悪化。備忘録として、また同じ病気の方の参考に

46 術後朦朧

家族が帰ったのは術後3~4時間後のことだったようです。私はそれからの方が朦朧としていました。麻酔+痛み止めのせいかもしれません。

朦朧とする中、寝ることもできず、思いつくとりとめもない考えが次々よぎっていきました。「あの時友人がああ言ったのはこういう状況だったのではないか」「あの芸能人は…」といった感じで、暇だから考え事、という感じではなく、脳が勝手に再生するみたいな感じで(よく聞く走馬灯に近いかもしれません)、平常時には体験したことのない感覚でした。

とはいえ脈拍や心電図など管理されていましたので、異常はなかったと思います。ただ、家族がいる時の最高血圧は、普段ではあり得ない130台だったそうです。(普段は高くても110くらい。)

脳死判定され植物状態だった人(確かアメリカ人の人)が、意識をとり戻し当時を語っていた番組を、入院前に見ていました。日本人でも漫画家の人が同じようなことを書いていました。

術後何時間経っても意識がはっきりせず、時々来てくださる看護師さんにも言いたいことを言えない。手術で起こり得る合併症、事故なども術前説明やネットでもよく調べていました。

あの証言とよく似ている。時間を重ねる毎に、自分は手術の合併症で、もしかしてこのままの状態で生きていかないといけないのではないか?!と怖い考えになっていきました。…勿論、時々来てくれる看護師さんに聞くことはできません。