子宮のびょうき、記録

30代半ば、婦人病悪化。備忘録として、また同じ病気の方の参考に

31 花柄入院生活

花柄の病室は嬉しいといえば嬉しいんですが、まだ起き上がるのが辛いので、柵がついてたりボタンひとつでリクライニングしてくれるベッドのが正直初めは有り難かったです。

暫くはほとんど動けず、TVばかり見ていました。食べられるようになると食事が楽しみ。3時のおやつもあり、シュークリームやケーキが出る日もありました。

看護師さんは皆優しいし、食事を用意してくれるおばさん、掃除のおばさんも丁寧でした。部屋はオートロックでカードキーを持っていないと入れませんが、看護師さんはマスターキーみたいなものを持っているのかノックの直後に入ってくるのが、ちょっとドキドキしました。

段々痛みが落ちついて、暇になっていきました。置いてある雑誌を借りて読んだり(種類とかあんまりなかったけど…)、食後に散歩として他の階に行ったり、他の階の自販機の品揃えを見たりしてすごしていました(^-^;

一度、赤ちゃん連れの入院患者さん二組に、目を丸くしてじっと見られたんですが、お腹も出てないから何者か?と思われたのかな…(この時は病室の階は違う…)そ…そんな目で見なくても…(^-^;病人なんですよ!と言いたくなりました(^-^;

29 やっぱり…の入院

土日だったのでそのまま過ごし、吐き気や体調が少し落ち着いてきたので、前の週にセカンドオピニオンで診ていただいた病院の、先生の診察がある日を待って火曜日、念のための診察をしてもらいに行きました。

まだしんどい中受付を済ませ、内診を受けました。すると、「これは痛かったでしょう~~」と先生。初めて涙が出てきました。痛みをわかってもらって嬉しかったのかなと思います。そして「これは前の病院で対応してもらいたかったなぁ~」とも。そしてそのまま入院することになりました。また予期せず入院です。

すぐに着替えと点滴の為に移動、看護師さんが来られました。着替えの時にお腹を少し触られ、痛がっていると「こんな事で痛いんだね~、大変だったね~」と言われ、理解してもらえて嬉しかったのを覚えています。

病室に移動すると夕飯が出されました。ボリューム満点、揚げ物たっぷり。…まだほとんど食べれていなかったので、食べれないことが悔しかったです。個人病院なので食事も少し豪華なのかな~と思いました。

28 まさかの帰宅

不安いっぱいでしたが帰ることになりました。看護師さんが私物を全て透明の青色の袋(ゴミ袋みたいな袋)に入れてくれていました。中身丸見えでしたがそのまま帰ることに。母は恥ずかしそうでしたが、私はもう恥はすでにいっぱいかいていたし、車までだし、どうでもよくなっていました。

清算を済ませました。この日は平日だったので、前回運ばれた時よりも全体的に空いていました。天気の良い日でした。

薬は、抗生剤と痛み止めの座薬でした。次に痛みが起こったときに、また嘔吐して痛み止めを吐いてしまったらどうしたらいいのか、私自身も疑問でした。それを考慮しての座薬です。

色々なことがあったので記憶がはっきりしないのですが、帰宅後どれくらいしてからか、また嘔吐しました。一人でトイレに行くこともできず、支えてもらいながら少しずつ歩いて行っていました。トイレの中でも手すりと腕の力が頼りで、用を足すのもお腹の色々なところが痛みました。ベッドから起き上がるのも辛く、起こしてもらっていました。

27 そして診察

2月に搬送、入院した病院と同じで、治療も続けていました。救急車で保険証も確認しているし、治療歴等がすぐに反映されたらいいのに…と後になって思いました。時間をかけて調べたらわかったのかもしれませんが…。何度も「生理が2ヶ月来てない?!」と聞かれたり、自分でしたくても説明できなかったので不安や葛藤がありました。

点滴の鎮痛剤が少しずつ効いて、落ち着きを取り戻し、前回の入院の経緯を説明できたと記憶しています。(痛すぎて?記憶曖昧です。)

この頃母が来てくれました。落ち着いたものの身体が寒くて仕方なく、母が手を温めてくれました。

落ち着いてからは顔つきが全く違ったと思います。後々考えると別人だっただろうなぁと気恥ずかしい思いでした。

婦人科の先生が来られたので、車椅子で診察室に移動しました。入院した時には会ったことのない先生でした。「生理を止める薬を飲んでいるので、こういう痛みは起きないと思ってたんですが」と聞くと「子宮内膜症っていうのは厄介な病気でね」と前置きのもと、痛みは今後も起こり得ると説明を受けました。

前回より痛みが強かったので当然入院と思っていたのですが「手術を待つしかない。」と言われ、薬を処方されて帰ることになりました。

26 続く痛み

とても強い痛みが続いていました。後から考えても、2月に搬送された時よりこの時が一番痛かったです。

病院についても、痛みで目をぎゅっと閉じたまま、「痛い痛い」と繰り返し、あまり周りを見ることはできませんでした。お腹を撫でるだけでも痛く、救急の先生に「ここまで痛がる人は珍しい」と言われました。

最後の生理を確認されました。「えっ?2ヶ月近く来てない?!」(何人かに言われた…)…日付は何とか伝えられたけど、2月にも救急搬送されたこと、治療で薬を飲んでいるから生理が止っていること、痛さで説明することができません。

激しい痛みが続いて、容易に身体が動かせないなか、「協力してください。治療ができませんよ」と言われました。「そうだ、治療しないと楽になれない…」痛みにとりつかれていた感じでしたが我に返り、なんとか身体を動かしました。

今回もものすごい汗だったせいか、「下着が濡れているので替えますね~」と看護師に脱がされ、人生初の大人オムツに(>_<)。恥ずかしいっ(>_<)。無抵抗で、されるがままですけどね…(;_;)

23 退院後 ~6受診~

S病院の先生には手術ができると言ってもらえました。対応も印象もよく感じました。診療方針を話してくださり、「たらいまわしにはしません」とも言ってくださいました。県内で有名なF病院の客員講師もしてらっしゃるし、お任せできるかもしれないと思いました。

手術の仮予約もしてもらえました。前述のように私には子宮に筋腫もあり、今後妊娠を希望するなら同じ手術で筋腫の摘出もした方が良いということ。筋腫もさわるとなると2、3ヶ月今の投薬を続けて子宮を休ませてから手術の方が良いということでした。その為に7月初めの予約となりました。

この頃痛みは、よくなりつつもまだありました。退院したらもう少し順調に痛みが減っていくものかと思っていましたが、お腹の色々な場所で小さな痛みが続いている感じでした。冷えも強く、4月といえども寒さを感じていました。

後で調べたところ、病巣はもちろん、癒着をおこしている部分も冷えるそうです。このところの強い冷えを理解できたような気がしました。
子宮内膜症があると、高い確率で癒着もあると考えるのが普通だそうです。私もチクチクする痛みを発症前から感じているので、きっとあると思っています。

30 2度目の入院生活スタート

前の病院とは色々勝手が違いました。全個室。トイレも室内。前の病院ではTVも有料でカードを買って見ていたのが、TVも無料。(笑)

私はこの時、骨盤内腹膜炎になっているとのことでした。お腹の中が炎症を起こしている状態。飲めなかった抗生剤もやっぱり必要だったようで、点滴されました。

次の日起きると、赤ちゃんの泣き声が沢山聞こえました。それもそのはず、私の病室も陣痛室です。周りの病室にはきっと出産後のお母さんが沢山いるのね…と思いました。

朝食を済ませると(たいして食べれてないけど…)、すぐに手術前の検査が始まりました。狭い病室に何人もの人が入れ替わり立ち替わり。緊急手術になる可能性があったのです。血液検査や肺活量、痛かったのは、耳をポチっとキズをつけて少し血を出された検査。(何の為の検査か忘れた…(^-^;)

検査がひととおり終わったら、病室の移動でした。行ったら花柄ロマンチックな部屋でびっくり。この病院にそういう病室があるのは知ってましたが、妊婦さん用で、病人用には普通の病室があるものだと思っていました。

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そういうテンションじゃないんですけど…