子宮のびょうき、記録

30代半ば、婦人病悪化。備忘録として、また同じ病気の方の参考に

7 発症 ~病名を知る~

午後になって母が来てくれました。
これまで自身や祖母の入院を経験しているせいか、スリッパや歯ブラシ、コップなど様々なものを持ってきてくれました。まだ歯みがきをする元気もないな…と思っていました。

母は耳が悪いので、ある程度大きな声で話さないと聞こえません。でもそうしようとすると響いてお腹が痛いので筆談で色々説明をしました。

その後、主治医の先生の診察がありました。何だかやっとお会いできる感じでした。診察室は病室のすぐそばです。
自分と年齢がそう変わらない感じの、綺麗な女医の先生でした。私が苦手な内診も上手で、感心しました。(何だか親近感を持ったので、私がリラックスしていたせいもあるかも)

内診のあと検査結果とお話がありました。
「右の卵巣にチョコレート嚢胞がみられます」とのことで、
卵巣にできる子宮内膜症をチョコレート嚢胞ということ、
救急車を呼んだときの激痛はおそらく、チョコレート嚢胞が破裂したと思われること、
卵巣が5cmになっていて、(正常だと親指大)手術が必要であること、などを聞きました。

実は数ヵ月前から自己判断で子宮内膜症は疑がっていたので内膜症には驚きませんでしたが、人生初の入院で、更に手術と言われ、全く頭の整理ができません。
チョコレート嚢胞というのも初めて聞いたし、戸惑いばかりでした。何より「破裂」という、怖いことが自分の身体で起こっていたなんて、と破壊力のある言葉に軽い衝撃を感じていました。